ハーブチンキ(ティンクチャー)とは?簡単作り方とおすすめ使い方・効能

ハーブチンキ(ハーブティンクチャーとも呼ばれます)、ご存知ですか?

簡単に作れて、いろいろな使い方ができ、体にも環境にもいいハーブチンキ(ティンクチャー)の特徴や効能、作り方や使い方をまとめます。

※妊娠中の方は刺激の強いハーブの使用に関して、注意が必要です。

ハーブチンキ(ティンクチャー)とは?

ハーブチンキとは、乾燥したハーブをウォッカなどのアルコールにつけて、有効成分を抽出した液状の製剤のこと。

ハーブチンキの良い点は、水溶性の有効成分と脂溶性の有効成分、どちらも抽出できるという点です。

ハーブティーやアロマオイルを活用している人は多いですが、実はハーブティーは水溶性の成分のみ、アロマオイルは脂溶性の成分しか抽出できません。

ハーブチンキは両方のいいとこどり、ハイブリッドなので、ぜひ生活に取り入れたいものです。

ハーブチンキの作り方。

ハーブチンキの作り方はとっても簡単です。

⑴材料を用意する。

  • お好きな乾燥ハーブ 適量
  • ウォッカ ハーブ全量の1o倍
  • ガラス瓶
  • 遮光用の保存ボトル

⑵ガラス瓶を煮沸消毒する。

熱湯消毒し、逆さにして乾かしておきます。

⑶ガラス瓶の中に、乾燥ハーブとウォッカを入れる。

入れると次第に、ハーブから色素が出てきます。

⑷冷暗所で保管。

1日1回瓶を振り、2週間〜1ヶ月つけ置きます。

⑸ハーブを漉しとり、できたチンキを遮光ボトルに詰め替える。

できたものは光の当たらないところに保存します。1年ほど日持ちします。

わたしは、ラベンダーとカモミールを作りました。

ハーブチンキの使い方。

ハーブチンキにはたくさんの使い方があります。

リネンウォーターとして。

精製水で薄めたハーブチンキをリネンウォーターとして使うことができます。

わたしは乾いた後の洗濯物や枕カバーにスプレーしています。

市販の香り付き柔軟剤に比べると、香りの強さや持続時間は劣りますが、ふわっと優しく香るのが好きな方や服の防虫効果を期待したい方にはおすすめの使い方です。

※ハーブの種類によっては色素沈着してしまうものもあるので、注意が必要です。

ルームフレグランスとして。

わたしは、カーテンにスプレーして使っています。

風が吹き込む瞬間にふわっとラベンダーやカモミールの香りが漂い、幸せな気持ちになれます。

カーテンにしておくと、防虫効果もあります。

入浴剤として。

入浴剤として少量のハーブチンキを湯船に入れる使い方もあります。

スキンケアとして。

岩塩に混ぜてハンドメイドのボディスクラブとしても使えます。

精製水やグリセリンと混ぜると、ボディウォーターや化粧水にもなります。抗炎症作用のあるハーブを使えば、ニキビや肌荒れに効くオリジナル化粧水も作れますし、保湿効果のあるハーブを使えば乾燥肌さんにもぴったりの化粧水が作れます。

ドリンクに混ぜて。

お湯や紅茶、ホットミルクなどに混ぜて飲むこともできます。

水溶性・脂溶性の有効成分どちらも摂取できるので嬉しいですね。

虫除けとして。

虫除け効果のあるハーブを使えば、ナチュラルなオリジナル虫除けとしても使えます。

わたしは、マルの虫除けにもハーブを使っています。

※犬には合うハーブと合わないハーブがあります。よく調べてから使うようにしましょう。

ハーブチンキの効能。

ハーブチンキはどんなハーブでも作ることができますが、一例の効能をご紹介します。

ラベンダー

不安や緊張を抑える。鎮静効果。抗菌、殺菌、防虫効果。

カモミール

リラックス効果。冷え性改善。生理痛にも効きます。

ローズ

ビタミンCやポリフェノールが豊富。アンチエイジング効果。

レモングラス

デトックス効果。抗菌作用。

ジャスミン

冷え性改善し、体を温める。保湿効果。

最後に。

ハーブチンキは、ヨーロッパではお薬屋さんで売られているといいます。さながら、漢方薬のような使い方がされているんですね。

体にも優しく、自然な効果が期待できるハーブチンキ。ナチュラルな生活の中にぜひ取り入れてみては。

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