簡単ドライフラワーの作り方。失敗しないポイントや管理の仕方まとめ
おしゃれなカフェや雑貨屋さんなどで最近よく見かけるドライフラワー。ドライフラワーは、長くお花の雰囲気を楽しめるので、とても人気です。
ドライフラワーを売っているお花屋さんもありますが、とても簡単に作れるので、ぜひ切花を買ってきて作ってしみましょう。いただいた花束をそのままドライフラワーにすることもできますよ。
簡単ドライフラワーの作り方・吊るし方、失敗しないポイントや管理の仕方についてシェアします。
簡単ドライフラワーの作り方。
ドライフラワーの作り方は簡単です。
必要なものは、
- 花
- 輪ゴム
- 麻紐
の3つだけ。
ドライフラワーにしたいお花の茎の部分を、輪ゴムか麻紐でまとめて、逆さまに吊るし、あとは待つだけです。
でも、簡単なだけに奥が深くもあります。これまでたくさんドライフラワーを作ってきたのですが、わたしなりの失敗しないポイントをまとめてみます。
わたしが作ったドライフラワーの一例は、こちら。
ドライフラワー作りを失敗しないポイント。
1.お花選び。
まず、お花選びは大切です。
花によってはドライフラワーにしやすい花・しにくい花があります。
大抵どの花もできるのですが、ガーベラやキク、チューリップ、コスモスなど水分量の多い花はドライフラワーには向きません。
注意したいのが、アジサイです。
アジサイはよくドライフラワーにしているのを見かけますが、ドライフラワーにできるアジサイとできないアジサイがあります。
できるのは秋色アジサイと呼ばれるものたち。カシワバアジサイが有名ですね。
わたしが、上の写真で吊るしているのは秋色アジサイではない種類のものです。やっぱり失敗して、がくが縮まりちりめん布のようになってしまいました。
ドライフラワー初心者の方は、ユーカリ、スターチス、かすみ草、バラなど簡単なものを吊るす方法から初めてみるといいと思います。
慣れてきたら、いろいろ実験的に吊るしてみるのも楽しいですよ。
お花屋さんに教わったのですが、ドライフラワーに向くと言われている種類の花でもドライにしてみると上手にいかなかったり、逆に実験的にしたものが成功したりすることがよくあるそうです。
なまもの相手ですから、一筋縄にはいかないんですね。それも、楽しくあります。
2.お花の状態。
ドライフラワーにする前に、お花の状態を万全にしておきます。
切花で買ってくると、どうしてもしばらく花瓶に生けて楽しんでからドライフラワーにしたい気持ちになります。
でも、8分咲きほどの一番お花が生き生きしている時に、ドライフラワーにしてあげると綺麗に仕上がります。
バラなどは特に、満開になっているとドライにした時に花びらが落ちてしまうので、まだ6〜7分咲きの状態で吊るしてしまいます。
切花で買ってきて、葉っぱが少しくたっとなっているものがあれば、水切りをして水揚げを行ってから吊るします。
ドライフラワーにしたいのに、水を少し吸わせてあげるのも不思議ですが、お花が一番いい状態に持って行ってあげることが大切です。
3.吊るす場所。
吊るす場所も重要です。
理想は風通しがよく、湿気の少ない場所です。
絶対に注意したいのが、直射日光にあてないことです。
わたしもこれでよく失敗しました。「ドライにするのだから、明るい場所がいいのかな」と思い、窓際の半日陰のところに干していたのですが、みるみるうちに色が褪せていってしまいました。
ドライフラワーになった頃には、元の色味が全く抜けてしまい、汚らしい印象に。
ぜひ、ドライフラワーを作る時は、窓際など日光の当たるところではなく、完全日陰に干しましょう。
我が家では、部屋の中央にある囲炉裏の火棚にドライフラワーを吊るしています。
風通しはあまりよくありませんが、窓際に置いていた時よりはずいぶん綺麗なままドライにできています。
よく壁際に吊るしている人もいますが、理想では花がどこにも触れていない場所で吊るすのがおすすめです。ハンガーラックを使うといいです。
4.湿度の管理。
ドライフラワーを売っているお花屋さんでは、24時間30%以下の湿度にしているそうです。
一般家庭でそこまで厳密に湿度の管理をすることは難しくもありますが、我が家では除湿機を使っています。
普通は、梅雨時期などドライフラワー作りには向きませんが、今年の我が家では上手にドライフラワーを作ることができました。
お花屋さんのように厳密にはできなくても、ある程度は湿度を抑えられるので、湿気の多い季節にドライフラワーを作ろうとしているなら除湿機は便利です。
花束のままドライフラワーにできる?
わたしは、花束のままでドライフラワーを作ったことが2回あります。
花束のまま、茎のゴムを取らずにそのまま吊るしてしまう方法です。
本来であれば、風通しをよくするために、種類ごとの束に分けて吊るす方がいいのでしょうが、わたしの体感ではまとめて吊るした方が上手にできるような気がしています。
ドライフラワーにするのが難しいチョコレートコスモスやスイートピーも、花束のまま吊るすと上手にドライにできたのでびっくりしたほどです。
ドライフラワーの管理の仕方は?
ドライフラワーが出来上がったあと、ドライフラワーのブーケを作ったりするのも楽しいですね。
出来上がったドライフラワーの管理の仕方もまとめてみます。
- 窓際など日光の当たるところに置かない。
- 花の色がまだらになったり、花びらが落ちたりしたら捨てる(虫食いやカビのサインです)。
- 1年をめどに処分する(保管状態によっては半年ほどで処分しましょう)。
ドライフラワーをそのまま吊るしておくと、どうしてもカビや虫食いの被害にあう可能性があります。それに、ほこりもたまりますが、繊細なドライフラワーを掃除することは難しいので、少し不潔になってしまいます。
そこで、最近人気なのがハーバリウムという保存方法です。
ドライフラワーをハーバリウム専用オイルと一緒に瓶詰めにしてしまう方法です。
これなら、初めは上手に作れたドライフラワーがカビる心配もないので、いいですね。
わたしもまたハーバリウムに挑戦してみよう。
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