ムカデに噛まれた(刺された)!症状や対処法と応急処置まとめ
先日、人生で初めてムカデに噛まれました。
ムカデに噛まれた(刺された)時の対処法・応急処置をまとめてみます。
今、ムカデに噛まれた直後の方!一大事の真っ只中の方は、このページの「対処法まとめ」に今すぐに飛んでください!
ムカデに噛まれた(刺された)!
田舎に引っ越して、8ヶ月目。遂に、田舎暮らしの洗礼を受けました。
先日、実家の母が泊まりに来ていたのですが、その最終日の朝。
母は朝風呂が好きなので、「お風呂を溜めておいてあげよう」と早朝からお風呂場へ。
風呂釜を洗っていたところ、手元に「バチンッ!」という衝撃が!!
慌てて手を振り払うと、黒い物体が風呂釜に落ちていきます。
確認するまでも無く、「ムカデだ!」と理解。
すぐにまだ夢心地の夫を起こします。「ムカデに!!噛まれたー!!痛いー!!」
寝ていた母も、騒ぎに飛び起き、隣で慌てています。
母がムカデに噛まれた時の処置方法をインターネットで検索して、教えてくれました。
わたしの行ったムカデに噛まれた時の対処法・応急処置4つ
その一、患部を43〜46℃のお湯で流すべし!
母がインターネットのいろんなページを見てくれた中で、どこのサイトにも書いてあったのが、「お湯で洗い流すこと」。
言われる通りに、お湯でひたすら流しました。
どうやら、ムカデの毒はタンパク質でできているので、お湯をかけて熱を加えることにより無毒化できるようです。
40℃以下だと効果が期待できないようなので、気をつけないといけないようです。
わたしは、45℃のお湯でひたすら流しました。
時間は「5分間」と書いているところもあれば、「最低でも10〜20分」と書いているところもあり、様々。
わたしは、15分ほどお湯で洗い流し続けました。
45℃のお湯で15分洗い流していると、かなり熱く感じます。
低温やけどするんじゃないかと思うぐらいでした。
肌の弱い方は気をつけながら行ってください。
わたしは皮膚が強い方なのですが、それでもお湯で荒れ、後で手がこな吹きのようになりました。
ここで疑問がひとつ。
インターネット上では、ムカデに噛まれた時、お湯で洗うか水で洗うかの2つの案があるみたいです。
ズキズキと患部が熱を持ちますので、水で洗いたくなる気持ちも、とてもよく分かります。
ですが、わたしはお湯で洗うのをおすすめしたいと思います。
なぜなら、噛まれた1時間後ぐらいに普通の冷たい水道水で手を洗ったのですが、その瞬間かなり痛みが強くなりました。
お湯で洗うと痛みが和らぐんです。なので、「冷たい水で洗うことなかれ」案を推したいと思います。
その二、石鹸で患部を洗い流すべし!
お湯をかけるのと並行して、石鹸で噛まれた箇所を洗うのも、毒を洗い流すのに効果があるようです。
でも、噛まれた箇所を洗うどころか触るだけでもかなり痛い…。
我慢しつつ、かなりソフトに石鹸で泡だてながら、患部を洗い流しました。
これを二回繰り返しました。
うちはリキッドタイプの石鹸を使っているのですが、この時ばかりは泡タイプの石鹸を買ってればと思いました。
その三、ステロイド性外用薬を塗るべし!
患部を洗い流し終わった後、ステロイド性外用薬を塗っておきます。
有名どころでは、ムヒアルファEXです。
偶然にも、少し前にムヒアルファEXを購入していたので助かりました。
ムカデに噛まれる前にステロイド性外用薬を常備しておくことをおすすめします。
その日は一日、外出先にもムヒアルファEXを持ち歩き、ピリッと痛む度に塗っていました。
毒が残っているかもしれませんので、患部ピンポイントではなく、広めに塗っておきました。
その四、早めに解熱鎮痛剤を服用すべし!
痛みがひどくなる前に、鎮痛剤を服用しておきましょう。
わたしは、お湯で洗い流しムヒアルファEXを塗った後に、鎮痛剤を服用しました。
もうすでに噛まれた直後から、患部はジカ、ジカ、ジカーっと痛みが出ていたので、これ以上痛くなる前にと思い、すぐにロキソニンを服用しました。
炎症は収まりませんが、痛みを感じにくくなり、かなり気持ち的に楽になりました。
わたしがムカデに噛まれた時の症状
まず噛まれた瞬間は、何とも形容しがたいのですが、「バチンッ」というか「ガチンッ」というか「ヂガンッ」というか…。ピアスホールを開ける時のような感覚に近い衝撃がありました。
と同時に、肌にピッタリくっついたマジックテープを勢いよく剥がすような感覚もありました。
(マジックテープが肌にくっつくことはありませんが)。
後で調べたのですが、ムカデの足って引っかき傷をつけていくみたいです。
きっと噛まれた直後、手を振り払った時に、ムカデの足に傷つけられたのでしょう。
その後、次第にズキズキズキと痛みが強くなってきます。
お湯で洗い流し始めた時(噛まれた後5分以内ぐらい?)は、ズキズキとした痛みがかなり酷かったです。
痛みとほぼ同時に、腫れも見られるようになります。
噛まれていない左手と比べると2倍ほどに腫れました。
そして、ピリピリとした痺れも加わります。
お湯で洗い流しながら、「もう〜、悔しい〜。痛い〜」と絶叫してしまいました。
でも、その後は上の応急処置をしたからか、次第に痛みや腫れは引いていきました。
噛まれた後の30分間が一番痛みが強く、次第に和らぎ、4時間後には全く痛みがなくなっていました。
痺れも次第に良くなりましたが、その日の夜までは少し親指を動かしにくい感覚が続きました(その日の夜、炒め物をする時にフライパンを振ったのですが、親指に力が入らず、少しフライパンの外にこぼしてしまいました)。
対処法まとめ
- 43〜46℃のお湯で15分洗い流す。
- 石鹸で患部を洗う。
- ステロイド性外用薬を塗る。
- 早めに解熱鎮痛剤を服用する。
- 冷たい水で患部を洗わない。
- アナフィラキシーに注意する。
- 発熱・吐き気・頭痛が見られる場合、すぐに病院にかかる。
症状まとめ
- ピアスホールを開ける時のような衝撃。
- ズキズキ、ジカジカとした痛み。
- 腫れ。
- 患部が熱を持つ。
- 痺れ。
噛まれた後の30分ほどがヤマです。4時間以内には収まる事が多いと思います。
24時間すると、かすかな痺れなどの不快感もなくなります。
ムカデとの闘いは続く。
今では、田舎に引っ越して10ヶ月。
ムカデとは一進一退の攻防を繰り返してきました。
ある時はヒトが攻勢に出、ある時はヒト・ムカデ不可侵条約を締結し、そして今回はムカデに技あり。
これからも対ムカデ戦略を練っていきたいと思います。
[…] 初めは、ヒト・ムカデ不可侵条約を結んで、家の中に出たものはつまんで外にポイっとしていました。でも、ある日奇襲攻撃を受けてしまったので、それからはこちらも攻勢に出るようにしています。 […]