HOGET ホゲット[西海市]みんなの憩いスポットは、まるで公民館のようなお洒落カフェ

西海市に新たな交流拠点「HOGET ホゲット」がオープンしました。

古民家をリノベーションしたお洒落カフェや、イベントスペースなどがあるとっても楽しいスペースです。

ここインスタグラムで見つけてから、オープンを今か今かと待っていたとこ。

早速、オープン初日に行ってみました!

めちゃくちゃお洒落で、すごく居心地が良い場所でした。

写真多めでご紹介します。

「HOGET ホゲットってどんなとこ?」

西海市 HOGET ホゲット

▲ 古い民家をリノベーションして作られたHOGET ▲

2020年12月19日に西海市の地域拠点としてオープンした「HOGET(ホゲット)」。

運営会社は、西海市で印刷屋さんをしておられる「山﨑マーク」さん。(HOGETの真向かいに本社があります。)

代表の山﨑さんに伺うと・・

  • 西海市にはカフェがない
  • ものづくりやイベントを気軽に楽しめるスペースがない

という思いから、印刷所の向かいにあった古民家を改装し作られたそう。

プロジェクトメンバーには、地域おこし協力隊、空き家再生プロジェクトの方などが入り、とにかく「人が集まる楽しい仕掛け」がたくさん。

西海を含め、地元の魅力を発信・発見できる素敵なスペースとして盛り上がっていくこと間違いなしの、これからがすごく楽しみな施設です。

【ホゲットの由来】

▲ お店のシンボル「石鍋(ホゲット)」 ▲

お店に入るすぐ目に飛び込んでくるのがこちら。

実はこれ西海市で千年以上前、平安から鎌倉時代に作られていた「ホゲット石鍋」。

西彼杵半島では加工しやすい「滑石(かっせき)」がとれたことから、このような石鍋の生産が盛んだったそう。

今では国の指定史跡にもなっています。

古代から西海に根付く、この「ものづくり」の精神を受け継ぎ、西海の魅力を再発見・再編集していけるようにという想いを込めて「HOGET」という名前になったそう。

とっても良いネーミングですね。

カフェ

HOGET ホゲット カフェ

ホゲットのカフェは、佐世保市日野町にある「HAPPY TRAILS COFFEE(ハッピートレイルズコーヒー)」が監修しておられます。

美味しいケーキやコーヒーメニューが充実しています。

こちらはカウンターで注文するスタイル。もちろんテイクアウトも可能です。

メニュー

HOGET ホゲット カフェ メニュー

▲ コーヒー系メニュー ▲

カフェ HOGET ホゲット メニュー

▲ 紅茶・ココアなど、その他のドリンクメニュー ▲

※ 2021年1月末まではプレオープン期間で、スムージーを除くドリンクとスイーツのみの提供です。

お洒落なスペース

こちらが、カフェスペース。

もともと和室だった場所を、大胆に土間にリノベーションしたスペースです。

梁や鴨居、縁側など、古民家としての良さは残しつつも、コンクリート打ちっぱなしの土間、エキスパンドメタル(白いフェンス)といった異素材をうまく融合。

スッキリとしながら温かみを感じるデザインに感動です!

屋根裏が剥き出し、かつ土間で床が下がっているので、天井がとても高く開放感があります。

360°カメラでも撮ってみました。

触ってぐるぐる好きな方に回せます。

カフェスペースの2面が大きな窓なので光がふんだんに入ります。

こんなにも明るい古民家は初めてかも。

▲ 印刷用の木枠をDIY再利用した縁側 ▲

カフェスペースの各所に「ものづくり」の精神を見ることができます。

こちらのお洒落な縁側は、印刷所で使っていた木枠を再利用しておられます。

リノベーション工事の際、「DIYワークショップ」を開催し、子供たちと一緒に作り上げたそう。

これは絶対楽しいだろうなぁ。

小さい頃にこういった体験をすると、大人になってからもあるものを使ってDIYを楽しめる創意工夫人間になりそう。

こちらの案内板も、同じ木枠が再利用されています。

一通り見てまわったところで、コーヒーが出来上がりました!

いただきます。

・ドリップコーヒー

HOGET ドリップコーヒー

▲ 豆にこだわるスペシャリティーコーヒー ▲

ドリップコーヒーは、ブレンドと本日のおすすめ(シングルオリジン)から選ぶことができます。

この日の「本日のおすすめ」は、グアテマラ。中浅煎りの豆とのこと。

注文が入ってから、豆を挽き1杯ずつ丁寧に淹れるスタイル。

ちなみに豆は、久留米の「アプトコーヒー」さんの豆を使っておられます。

最初しっかりとした苦味を感じ、しばらくすると酸味が口の中にフワッと広がります。

中浅煎りとのことで、ちょっと薄めなのかなと思っていたのですが、コクが楽しめるしっかりとしたお味でとても美味しかったです!

・チーズケーキ

HOGET チーズケーキ

▲ No.1おすすめメニュー「チーズケーキ」 ▲

「HOGET」で、ぜひ食べて欲しいのがこちらのチーズケーキ。

以前「HAPPY TRAILS COFFEE」にお邪魔した際にいただき、とても美味しかったチーズケーキ。

フォークでポロポロっと崩れるので、ちょっとパサパサ系なのかと思いきや、口の中でネットリとした食感に変化。

ちょっと他では味わったことのないタイプのチーズケーキです。

妻が一口食べてひとこと。「生クリームの入った焼きプリンみたい」。

本当、その感想がしっくりくるお味。

口に入れた瞬間は、プリンのような風味が広がり、しばらくするとチーズの酸味がバッと出てきます。

ここで、先程のドリップコーヒーを。

どう考えても合わないわけがありません。相性最高で幸せな気持ちに浸れます。

チーズケーキとブラックコーヒーの組み合わせおすすめ。

・ソイラテ

HOGET ソイラテ

▲ 豆乳もコーヒーもしっかり味わえる「ソイラテ」 ▲

こちらはアイスソイラテ。

ロゴもお洒落で、写真映えです。

お味の方は、しっかりとソイ感強めのお味。でもそんな豆乳に負けないコクのあるコーヒーが使われています。

これは美味しいなぁ。

ソイラテって、ソイの味を濃くしようとすると豆臭さが出て飲みにくくなるし、豆臭さをなくそうとすると薄くなるし・・

なかなか好みのソイラテを見つけるのって難しいんですよね。

でもこれは絶妙な加減でかなり美味しいソイラテでした!

リピ確定です。

・カフェラテ

カフェ HOGET カフェラテ

▲ ラテアートが美しいカフェラテ ▲

※【再訪】とても居心地がよかったので、さっそく2日後に再訪。

今日は、カフェラテをいただいてみました。ハートのラテアートが可愛いです。

「LA MARZOCCO」のエスプレッソマシンで抽出したエスプレッソは、苦味もありますが非常にマイルドで飲みやすいです。

ラテアートが描かれているクレマの部分まで、しっかり美味しくいただける美味しいカフェラテでした。

・抹茶キッカー

気になるメニューを発見したので注文。

「抹茶キッカー」は、ティーラテ(抹茶ラテ)とエスプレッソコーヒーのコンビネーションが楽しめるドリンクらしい。

味の想像がつかなかったのですが、飲んでみて納得!

抹茶の苦さとコーヒーの苦さって相性がいいんですね。

甘過ぎずサラッと飲める美味しいドリンクでした。

・チョコレートケーキ

こちらは、チョコレートケーキ!

めちゃくちゃ綺麗に盛り付けられてて感動。

このピンクのクリームは、「ビーツ」で色付けしたアイシングクリームだそう。

ビーツといえばロシアのボルシチなどに使われる野菜です。

いただきます。

一口いただくと、口の中で異国の味がふぁっと広がります。

かなり甘めのチョコに、ビーツのソース。この組み合わせは完全に外国の味です!

それもそのはず。「HAPPY TRAILS COFFEE」の創業者はアメリカ人のジルさん。

ニューヨークでカフェ経験のあるジルさんが、ALTで訪れた佐世保の地にカフェをオープンさせたそう。

なのでデザートなど、アメリカの味を日本人の口に合うようにアレンジしてるんですって。

なかなか海外旅行に行けない今、雰囲気だけでも海外を感じれるのは貴重ですね。

これはブラックコーヒーがあいそう。

▲  プレートやマグカップは「西海陶器」の波佐見焼き ▲

ちなみにカフェで使われているお洒落な陶器は、波佐見の「西海陶器」さんのもの。

「ホゲット石鍋」の質感に似た素焼きに近いものを探されたそうです。

地元のプロダクトを上手に使っておられるのも嬉しいですね。

季節ごとにどんどん新しいメニューも登場します。

 

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詳しくはホゲットのインスタ(@hogetsaikai)をチェック!

ノマド利用もOK!

ちなみにこちらのカフェは、無料Wi-Fiもありノマドワークでの利用もOKとのこと。

西海周辺には、コワーキングスペースもないので、多くの人が使う場になって欲しいとのことことでした。

こんな素敵な空間で仕事ができると気分も上がり捗りそうです。

私設図書館「ちいさな本と橋」

▲ 地域おこし協力隊「はしもとさん」の、私設図書「ちいさな本と橋」 ▲

カフェスペースには、本も置いてあります。

実はこれ、西海市地域おこし協力隊「橋本さん」の個人図書。

みんなに読んで欲しいという思いから、家から持ってこられたそう。

「ちいさな本と橋」というネーミングも西海にピッタリで素敵ですね。

ゆっくりコーヒー飲みながら読書を楽しむのもいいですね。

こちらは、借りることもできます。

「おひとりさま・1冊・1か月までですが、もし1か月過ぎてしまってもテヘッと返してくださりさえすれば、1年後でも10年後でもダイジョウブ!」とのこと。

橋本さんの本との出会いに対する愛を感じます。

イベントスペース

ホゲットには「ものづくり」を気軽に楽しめるように、誰でも利用できるイベントスペースがあります。

レンタルスペースとしても使えますし、季節ごとにさまざまなイベントも企画されています。

今はファブリック印刷の実演販売が行われていました。

山﨑マークさんの方が、実際に印刷する様子を丁寧に説明してくださいました。

こちらは「DIYワークショップ」の日の写真を印刷したもの。

思い出の写真も、こうやってキャンバス地に印刷すると特別感が出ますね。

こちらの巨大なUVプリンター、印刷の様子を目の前で見れます。

工場見学みたいで、なかなかできない貴重な体験です。

QRコードでスマホに入ってる写真を送り、その場でプリントすることができるそう。

10-20分くらいで印刷できるので、カフェでコーヒーを飲んでる間に仕上がるとのこと。

こういうのって、やりたくても印刷屋さんに個人で依頼するのってハードル高いですよね。

カフェに行ったついでに、簡単に印刷してもらえるというのは非常に面白い取り組みですね。

ファブリックだけでなく、アクリルキューブなどもあります。

10cmまでの厚さであれば、基本的にどんなものにでも印刷できるそう。

写真だけでなく、イラストや文字も印刷できるので、出産祝いとかのプレゼントにも最適です。

今度、友達へのプレゼントに使ってみようかな。

お土産スペース

カフェカウンターの向かいには、お土産スペースがあります。

西海周辺の地元に根付いたお土産が揃います。

す〜さんちのかんころもち

▲ 西海の特産品をお土産に ▲

西海市で大人気の「すーさん」こと巣木さんのかんころもち。

自家製のさつまいもともち米で作った素朴なかんころもちは、リピーターがたくさんいる人気商品。

オープン2日後に行ったときには、すでに完売してしまって次回いつ入ってくるかわからないとのこと。

初日に買っておけばよかった・・。次回見つけたら迷わず購入ですね。

こちらのオーガニックブランド「junero」は、西海市・佐世保で耕作放棄地の再生に取り組んでおられる「YAMABE KAJUEN」のもの。

化粧品やアロマから環境について考えるきっかけになりますね。

他にもホゲットのオリジナルアイテムも揃います。

ロゴがプリントされた缶バッジや、石鍋のTシャツやパーカー、エコバッグなど。

印刷屋さんならでは、すべて自社工場で印刷しておられるそうですよ。

場所

国道206号線「小迎交差点」を、面高方面(国道202号線)へ。

セブンイレブン西海小迎郷店を過ぎ、下りきったところ海沿いの左手にあります。

駐車場は、ホゲット目の前の第一駐車場に5台。

また、少し離れた第二駐車場にも5台駐められます。

まとめ

西海市の新しいスポット「HOGET」は、誰でもふらっと気軽に寄れる、現代版「寄合所・公民館」のような場所でした。

お話を楽しむのもよし、ゆっくり読書に浸るもよし、ノマドワークで利用するもよし。

それぞれ自由に思い思いの時間を過ごすことができますよ。

ここから「いろんなひと・もの・こと」の交流が生まれ、どんどんと盛り上がっていく未来が楽しみです。

HOGET(ホゲット)
住所:〒851-3502 長崎県西海市西海町川内郷1138-2
電話番号:0959-32-1423
営業時間:11:00-18:00(平日) 10:00-18:00(土日)
店休日:火・水
ホームページ:HOGET
インスタグラム:@hogetsaikai
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